一生懸命勉強するスタッフに多い、エビデンスを学ぶと陥りやすいミスとは

セラピスト向け
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はじめに

こんばんは

今日は中堅や若手で一生懸命勉強している

そんなスタッフが陥りやすいミスについて

書いていこうかと思います

そのミスとは

person holding laboratory flasks

「仮説検証作業」

をおろそかにしてしまうことです

仮説検証作業とは

理学療法、作業療法の流れとして

  1. 情報収集
  2. 検査・評価
  3. 治療
  4. 再評価

という流れで学生時代に教わったかと思います

しかし実際の臨床では「検査・評価」と「治療」の間に仮説検証作業が必要となります

例として変形性膝関節症を挙げます

昔から変形性膝関節症の患者には大腿四頭筋を鍛えることが良いと言われており

疼痛緩和や機能改善において実際科学的根拠としても高い状態です

ただしそればあくまで「高い確率」で鍛えると良い結果が出るよってだけの話です

「高い確率」=「すべて」ではありません

何年も働いていれば例外の患者も多く現れます

そんな時に例外の患者にずっと大腿四頭筋のエクササイズを行い、数週間後の再評価で「良くなっていませんでした」では遅くありませんか?

その為、実際の臨床場面では本当に効果が現れそうか治療前に仮説検証が大切になります

なぜ中堅や一生懸命勉強している若手スタッフが仮説検証作業をおろそかにしてしまうのか

昔から日本の教育においてテストの答えが1つであるように

臨床においても1つの答えにすがりたくなります

そんな中勉強して、根拠の強いエビデンスを見つけるとそれが答えなのだとすがりたくなってしまいます

さっきの例でいうと「変形性膝関節症には大腿四頭筋訓練が正解だからこれをやる」

と仮説検証をせずに盲目に介入してしまいます

経験を積んだり、もっと勉強したりして他の可能性や理解すること

もしくは自身の常識を疑うことを覚えてくると仮説検証作業ができてくるかもしれません

まとめ

リハビリの世界の研究では「99.9%こちらの治療が正しい」みたいな情報が出てくることはほとんどなく、ふわふわしている世界です

学校のテストで答えが決まっていたことがどんだけ楽であったか

そんな中、臨床においては専門の知識・技術を通して患者を幸せにすることができれば正解なのではないでしょうか

最後までお読みいただきありがとうございました。

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