歩行に筋力や可動域は必要ない?

セラピスト向け
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はじめに

こんにちは

今年の夏も暑い日が続きますね

今回は歩行に必要な能力ってなに?

筋力って本当に必要なの?

関節可動域って必要なの?

そんなにアキレス腱って伸ばさなきゃダメ?

ってことについて考えていきたいと思います

結論

結論から話すとセラピストや一般の人が思っているほど

筋力や可動域は必要ない

と考えています

受動自動ロボット

この動画を見たことがありますか?

動画内で話していますが

  • モーター
  • センサー
  • コンピューター

を使わずに歩けるロボットです

原理だけで言えば人間も軽度な下り坂ならば筋力なく歩けます

歩行における必要な能力とは

動画では必要な条件が2つありました

1つは下り坂

もう一つは直進のみ

この2つの要素を実生活で補うための能力は必要となります

下り坂

推進力

ロボットで言うならば位置エネルギーを推進力に変えています

人間でいうならば下り坂でない限り位置エネルギーだけでは足りなくなります

そのため最低限の推進力を得るための筋力は必要となります

ただこの推進力を得るための筋力ってどれほどの強さが必要なのでしょうか

詳しいことはわかりませんが

動画内のあの数度の角度で得られるエネルギーを生み出す筋力があれば歩行は可能と考えると

筋力って思っていたよりは不必要だと思いませんか?

(個人の感想によりますが。。。)

足関節

さらに重要なのが足関節の使い方

ロボットのあの船底のような足底

人間の歩行で言うならば機能的なロッカー機能が成立している状態

あの超効率的なロボットのような歩行を目指すのであればロッカー機能は必須となりそうですね

ここで少し脱線しますが、若手セラピストって足関節の背屈ROMって大きければ大きいほどよいものでしょうか?

背屈が大きい分、それを制御しなければならない筋群たちの働きもより強要されます

若い患者にならばよいけど、

もうそんな活動量が多くない高齢者ならば足関節背屈0度あれば逆に効率的な歩行ができるかもしれません

片麻痺患者の短下肢装具の背屈を少なく設定にしてヒールオフを促すように・・・。

姿勢制御

あのロボットは直進のみでしたが、実生活は

左右に曲がったり

体幹をねじって周囲を見渡したり

身体が揺れます

細かい話をすれば呼吸・心拍でも体が揺れます

それに人体は対応しなければなりません

その際に脳から来る揺れに対し事前予測する機能と

揺れに対し対応する事後修正する機能が必要となります

まとめ

人間は軽度の筋力で歩ける

足底の形(ロッカー機能)が効率を生む

生活するうえで高度のバランスの制御は必要

最後までお読みいただきありがとうございました。

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