最近FBSに関して調べることが多い筆者です
そんな中、ふとFBSとBBSってなんで言い方が違うんだろうと疑問に思い調べてみました
FBSとBBSの違いは?
原著
原著は1989年にキャサリンバーグ(Katherine Berg)によって発表されました
このアブストラクトの中からは特にFBS、BBSについて特記はされていません
ちなみに全文は$30かかるため、読んでいません。。。
原著発表直後の文献
原著発表直後の文献を調べるとFBSもBBSもどちらもにヒットします
FBSもBBSもどちらも同じ原著から引用されていることが多かったです
よってFBSもBBSもまったく同じ意味で使われ、略語の名称だけ分れてしまったのではないかと考えられます
どっちが使いやすい?
どっちも内容が一緒となればどちらを使った方が良いでしょうか
グーグルスカラー(Google Scalar)での検索
Google Scalarとは様々な学術文献を簡単に検索できるサービスとなっています
Google Scalarの活用法もありますのでもし良ければご活用下さい
そのサービスで以下のキーワードで検索をかけた際のヒット件数を比較してみました
“berg balance scale”
“Functional balance scale”
“berg Functional balance scale”
Google Scalarの結果
2021年5月23日現在
“berg balance scale”約17,400件
“Functional balance scale”約532件
“berg Functional balance scale”約69件
理学療法ガイドライン第一版での扱い
各項目においてBBSの方が多用されています
FBSはBBSの補足として極一部に使用されていました
まとめ
英語論文を交えるとBBSが圧倒的に多いです
理学療法士協会が発行するガイドラインにおいてもBBSが多用されています
どちらが正しいとまでは断言できませんが、BBSの方が調べやすいようです
まとめ(感想)
私は最初に学んだのがFBSだったため、FBSが使い勝手良いですが、世界的にはBBSの方が使われているようです
血糖値の略語としてのFBSとも被りますので選べるならBBSの方が伝わりやすいかもしれません
ただ調べていくうちに気付いた点としてはFBSで検索するとやたら日本人の文献に当たりやすい印象を受けました
和文で調べたい時にはFBSも使えそうですね