今回は文献紹介です
普段リハビリ場面でバランス評価をすることは多いかと思います
最近活用されることが多くなってきたBESTestについて
カットオフ値等、その数値がどんな意味を成すのか
再確認したく探し、見つけた文献です
検査バッテリーの点数は対象者によって必要な点数も変わってきます
今回は入院中ではなく、
地域で暮らす高齢者に対して必要なバランス点数を理解できる一文献となっています
タイトル
Reliability, Validity, and Ability to Identify Fall Status of the Balance Evaluation Systems Test, Mini-Balance Evaluation Systems Test, and Brief-Balance Evaluation Systems Test in Older People Living in the Community
地域で暮らす高齢者におけるBESTest、Mini-BESTest、Brief -BESTestの信頼性、妥当性、転倒状態の識別能力について
対象
高齢者（N=122，平均年齢±SD，76±9歳）
評価
過去１年の転倒歴を聴取し、BBS、BESTestを実施。
結果（カットオフ値）
カットオフポイントは、BBS、BESTest、Mini-BESTest、Brief-BESTestのそれぞれ48.5点、82点、19.5点、12.5点であった
まとめ（感想）
地域高齢者は入院患者と比べ、より高度なバランス能力を必要とします
その地域高齢者の転倒のカットオフ値を上回ることができれば入院中の患者もそうそうに転倒することはないかと考えられます
１つの目安として上記カットオフ値を指標とできると考えました
引用
Reliability, Validity, and Ability to Identify Fall Status of the Balance Evaluation Systems Test, Mini-Balance Evaluation Systems Test, and Brief-Balance Evaluation Systems Test in Older People Living in the Community - PubMed
All balance tests are reliable, valid, and able to identify fall status in older people living in the community. Therefore, the choice of which test to use will...
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
