「10年後どのようになっていたいですか?」
面接時に聞かれる「10年後の自分」
しかし10年後なんて簡単に想像できません
どうやって10年後の目標を決めるかは人それぞれかと思いますが一案としてお話できればと思います
10年後の自分は短期目標である
まずお伝えしたいことは「10年後」と言う設定が中途半端です
ずっと目標を覚えていられるほど短い期間でもありません
反対に最終的にどのようになっていたいかと言うように人生観を考えるほど遠い期間でもありません
10年後という設定は半端です
患者さんの目標設定でも同じことが言えます
3ヶ月くらいの入院期間が想定された場合にいきなり2ヶ月後の目標の設定は容易ではありません
3ヶ月後に獲得できそうな目標を設定して、それに向けて逆算で「2ヶ月時の目標」や「2週間時の目標」が設定できます
理学療法士個人に当てはめると10年後よりも先に最終的にどのようになっていたいかを設定するべきです
極論、死ぬ直前にどのようになっていたいかを先に考えるべきだと考えます
ここでの注意点は抽象的に考えることです
死ぬ直前って考えると60年後のことを考えることになります
今や5年も経てば不可能が可能になってしまう時代です
60年を想像することは容易くはありません
なので抽象的な目標を掲げることです
筆者で言えば患者さんに
「あなたのおかげで退院後も幸せに暮らせました」
と言われ続けることが理学療法士としての最終目標です
また病院内の組織の一員としては周囲のスタッフに
「あなたのおかげで仕事が楽しく取り組めました」
と思ってもらいたいです
これらのような最終目標を掲げることで短期?目標である10年目標は想像しやすくなるかと思います
面接を考えるなら「理念」が大切
ここで少し面接対策です
各病院や各リハビリテーション科で恐らく理念があると思います
理念は雑に言えばその病院やリハ科の最終目標や長期目標になります
病院から言えばその目標に向かっている途中なので同じ考え方をしている人材が欲しいわけです
なので「理学療法士として10年後どのようになっていたい」のかと、面接対象である病院の理念に整合性があると有利かもしれません
例えば東京大学医学部附属病院の理念は
「臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供する」
とあります
※東大病院にリハビリ科があるかは知りません
もし東大病院で面接を受けるならば
10年後の自分は
・臨床経験で得られた所見や研究を学会発表し医学の発展に貢献していたい
・後輩への指導を行い、育成に努め、より多数の患者に最適な医療を提供していたい
等が内容に含まれることが一つの答えになるかと思います
まとめ
10年後の目標よりもっと先の最終的な目標としてどのようになっていたいのかを自問して整理すること
そこから短期目標として10年後を想像すること
面接対策をするならその対象施設の理念も確認するべき
と考えました
最後までお読み頂き有難う御座いました