ダイエット中の方にとって、夜9時以降の食事は悩ましいものです
夜遅くに食べると太るというイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか?
また、どんな食事がダイエットに適しているのでしょうか?
今回は、夜9時以降に食べると太る理由と、ダイエットにおすすめの食事についてご紹介します
夜9時以降に食べると太る理由
夜9時以降に食べると太ると言われるのには、いくつかの理由があります
まず、夜は昼間に比べて基礎代謝が低下し、消費エネルギーが少なくなります
そのため、夜に摂取したカロリーは燃焼されにくく、脂肪として蓄積されやすくなります
特に、糖質や脂質が多い食事は、血糖値やインスリンの分泌を上げて、脂肪の合成を促進します
また、夜に食べると、睡眠の質が低下する可能性があります
食事によって胃や腸が活発になると、自律神経のバランスが崩れて、リラックスできなくなります
睡眠不足になると、翌日の食欲が増加したり、代謝が低下したりして、ダイエットの妨げになります。さらに、睡眠中に分泌される成長ホルモンやメラトニンというホルモンが、脂肪の燃焼や筋肉の増強に重要な役割を果たします
睡眠の質が悪いと、これらのホルモンの分泌が減少し、ダイエット効果が低下します
ダイエットにおすすめの食事
では、夜9時以降に食べると太るということは、夜は何も食べない方がいいのでしょうか?
実は、それもおすすめできません
夜に何も食べないと、空腹感が強くなって、眠りにくくなったり、翌日の食べ過ぎにつながったりします
また、栄養不足になると、免疫力や代謝が低下し、健康や美容にも悪影響が出ます
夜9時以降に食べる場合は、以下のポイントに注意して、食事を選びましょう
- カロリーは500kcal以下に抑える
- 糖質や脂質は控えめにし、タンパク質や食物繊維が豊富な食材を中心にする
- 暖かいものや水分を多めに摂る
- 食べるスピードはゆっくりとし、よく噛む
- 食後は2時間以上は起きておく
例えば、以下のようなメニューがダイエットにおすすめです
- 豆腐とわかめの味噌汁
- 鶏肉と野菜の炒め物
- ひじきの煮物
- ヨーグルト
これらの食事は、タンパク質や食物繊維が多く、満腹感が得られます
また、味噌汁やヨーグルトは、発酵食品であり、腸内環境を整えて、代謝を高めます
ひじきやわかめなどの海藻類は、ミネラルやヨードが豊富で、甲状腺の働きを促進します
甲状腺は、基礎代謝をコントロールする重要な器官です
甲状腺の働きが低下すると、太りやすくなります
まとめ
夜9時以降に食べると太るというのは、一概には言えませんが、食事の内容や量、睡眠の質などによって、ダイエット効果に影響が出ることは確かです
夜遅くに食べる場合は、カロリーを抑えて、タンパク質や食物繊維が多い食事を選びましょう
また、食後は早く寝るのではなく、2時間以上は起きておくことも大切です。夜の食事を工夫して、ダイエットを成功させましょう